ナスビ平〜ちち山分かれ1720m


 4月下旬、ナスビ平のカタクリの花を見に行くことにした。ただこの年は雪が多くまだ開花には早いかなと思ったし、最近はシカの食害でほとんど全滅に近いという情報も得ていたので心配だった。ただ登山口であるフォレスターハウスに移植されたカタクリが人工的であるが見事だという情報もあった。
 それとひとつ秘かにある思いがあった。この日予定していたコースのうち、一ノ谷越からちち山分かれの稜線は自分にとって未踏のルートだった。堂ケ森から大座礼山に続く稜線のうち唯一未踏のコースだったので是非歩いて見たいという思いがあった。この稜線からの展望は素晴らしく満足だった。ただそれ以外のルートは荒れていて大変だったけれど。  
ルート図
住友フォレスターハウスの先の道路脇に駐車フォレスターハウス
フォレスターハウスの園地に咲くカタクリの花
ここは冠山の方へ園地を行くと林道に交差するのでここは左折
林道を延々歩く林道(左)が途切れるあたりに右上に登る登山口がある
たぶんこの山は住友林業の私有地ということもあり?整備が勝手に出来ないのか登山道は荒廃している。徒渉箇所が多い。滝も数多くある。
この先北側斜面には雪が残っていた。ナスビ平に到着、カタクリが咲いている気配は全くない
ナスビ屋敷があったところだろうか?ナスビ平のような開けたところに出ると登山ルートを見失ってしまう。しばらくうろつき道標を発見。
たぶんここにカタクリの花が咲くのだろう。シカの食害防止ネットがあった。まだ芽も出ていなかった登山道が荒れているし積雪もあり、また登山ルートを見失う。地図と方向だけを頼りに進む。少し遠回りになったが方向はあっていた。後ろから付いて来た人がいたがごめんなさい。
登山道が崩壊している。こんな感じで雪を踏み固めながら一歩一歩進む
やっと一ノ谷越に到着、左へ行くと冠山だが今日は右方向ちち山〜笹ケ峰方向へ行く。私にとって未踏のコースである。これからちち山分かれから下るコースを遠望する。遠くに赤石山系が見える。
冠山〜平家平方向、晴れてたらもっと感動出来たのに残念
ちち山〜笹ケ峰方向、稜線歩きは気持ちがいい。
笹ケ峰〜寒風山方向
遠く赤石山系を望む
稜線の途中にある1618mの三角点高知県側に下る一ノ谷分岐
ちち山分かれの道標ここから下るのだが、登山道は荒れて笹に覆われ、ヤブ漕ぎが続く、ルートも何度か見失う。
今まで歩いてきた稜線、北側斜面は雪が残っているのが分かる。獅子舞の鼻まで下ってきた。
その下の大岩の陰に獅子舞権現の祠があった立派なブナの木
銅山峰に続く登山道に合流こんな感じの登山道に変わるので気分も軽やか
ここを「中七番」の方へ行くと延々林道を歩くことになるので注意、ここは「銅山越」の方向へすぐ対面に下りの小さな登山道があるのでそれを下る
川沿いに下る右上が登山道、ここで林道と合流
林道を数メートル進むと、大永山トンネルのすぐ横に出る。ここからフォレスターハウスに向かって舗装路を下った。あけぼのつつじ(フォレスターハウス)
みつまたの花(フォレスターハウス)夕方なので少し花弁を閉じたカタクリ(フォレスターハウス)
ショウジョウバカマ(フォレスターハウス)

石鎚山系

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