楢原山


 「ゆうゆう山歩き」の案内に「ルート明確、初心者向き」とあったので、昼過ぎに出発したのだが、私は「超初心者」なのか、2回も道に迷い、その上延々と急な直攀が続く登りにバテバテとなってしまった。そのかわり見晴らしはよくないと聞かされていたが、登りの道の木々の間からそして頂上からも今治方面の瀬戸内を見渡せることが出来た。遠く来島大橋もはっきり見ることが出来た。
 国道317号線を車で走り、水ケ峠トンネルを抜けてすぐのわき道(林道?)をUターンする。しばらく走ると真新しい短いトンネルがある。トンネルを出るとすぐ石の鳥居があり、ここに駐車。100メートルほど先に登山口がある。そこをいったん下ると石作りの橋があり清流を渡ると、いよいよ登山の開始。
 ここからひたすら急なのぼりとなる。四国のみちとしてかつて整備したので、ところどころ登山道が階段状になっているが、厳しい登りが延々続く。しばらく行くと、左に登山道の続きがあるのだが、右手の杉木立の中に青と赤のテープが貼ってある。どっちを選ぶべきか迷ったが、テープの方が近道なのだろうと判断し、更に急峻な山道を登ることとなる(下山の際、明確な登山道を探したのだが、結局分からず同じ杉木立を降りることとなる)
 杉木立の中、テープを頼りに上りきると、ピークらしきところに出る。しばらく歩くと、大きな電波塔のある所に行き着く。NHK、eatと書かれたコンクリート杭が近くにあり、真新しい電波塔なので、地デジの電波塔と思われる。そこを少し下ると下木地からの林道と合流する広場があり、奈良原神社の参道らしき道となる。
 ここからもまた結構急な登山道となる。途中、子持ち杉と楢原山頂上の分岐があるが、頂上への道を選ぶ。牛神様、馬神様の祠を過ぎ、子持ち杉を見下ろして頂上へ。
 頂上にはおおしまさくらやそめいよしの花が残っていた。コーヒーを飲んでしばらく休憩して下山開始。子持ち杉が見えるところで、降りる道があったので、そこを降りる。広場となっていてベンチなども置いてある。まっすぐ下山の道があり、道標もあるので、登りの時の頂上と子持ち過ぎの分岐まで続く道かと勘違いして折り始めるが、どうもおかしい。この道は「下木地」への下山道としばらく降りて気づく。急な道を子持ち杉まで戻り元来た道を降りることとする。
 電波塔まで下山し、四国のみちを探すのだけれどやはりないので、登りに使ったテープ頼りの道を降りることとする。ところがである。テープを頼りに降りたのだが、どうも様子が変だ、尾根をひとつ間違えたらしい。テープは続いているのだが、登りの時は青赤テープだったのが、赤テープしかない。それに急すぎる。ほとんど沢近くまで降りたところで、引き返す。疲労困憊。青赤の両テープを発見して安心して下山する。あの赤テープはいったい何だったのだろう。
 
ルート図へ
トンネルを抜けると、鳥居がある。ここに駐車。登山口の道標
登山口を降りると橋がある。
下に清流が流れる。
瀬戸内海。今治方面。
肉眼では来島大橋が見える
左が本来の登山道?
青赤のテープを信じて右の急坂を登る
地デジの電波塔?
蓮華寺跡を示す碑奈良原神社への参道
楢原山へ0.6km枯れた杉の巨木
子持ち杉
頂上。玉川中学の登山記念頂上にある経塚跡木々を見上げる
登山道のすみれ?頂上にさくおおしまさくら頂上にさくソメイヨシノ
名も知らぬ黄色い花山つつじブナを見上げる

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