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小説

 「パウロの贖罪」の構想は約50年近く前に遡ります。1973年大学に入学の頃、田川健三、八木誠一、荒井献といった当時聖書研究の第一人者の研究内容の一端に触れる機会を得、新鮮にイエスに興味を抱くことになりました。
 大学卒業後も書店で関係図書を見つけると購入して読んでましたが、いつまでも消えない疑問がありました。それは、「ユダの裏切り」の意味です。その疑問の自分なりの回答が「パウロの贖罪」です。「ユダ」はイエスの一番の理解者であり、イエスの死後パウロとして「再生・復活」するというとんでもない説です。フィクションとしてなら許されると思い小説の形式をとり2020年に一気に書き上げました。
 映画の絵コンテを書くような感じで、イエス伝の印象的シーン毎に章を立てをして書いてみました。そして聖書の中では十二という数字がよく使われるので本文は12章とし序章と最終章を加えました。
 せっかくなので、「第14回銀華文学賞」に応募しました。結果第三次選考通過となりましたが受賞には至りませんでした。「聖書と深く関わる専門的な内容であるため、どう評価し、助言したものか・・・・頭を悩ませました。」といったごもっともなコメントを頂きました。  
 時空を超えた夫婦の愛の日々と死が松山の里山と札幌の街を舞台に回想される。2020年、66歳で坊ちゃん文学賞に応募したショートショートです。
 因みに、自分のアパートに寝かしつけられたうみさんがワープして陽子さんのアパートに戻る話は実話です。実際は酔いつぶれた私の友人のO君がワープしたのですが。
 そんな衝撃的な事件の起こった1970年代の札幌、深夜ニセアカシアの濃い香りの漂う西三丁目の通りを歩いた懐かしい光景もいまだに鮮明に思い浮かべることができる。
 友人のコメントを参考に主人公の置かれた状況をよりリアルにそして切実な環境に置き換え応募作を手直ししたものです。今読むと陳腐な部分もありますが、私はverAが好きです。
 「塀」の外に出た私は5年前妻の友人を殺して逃げた札幌で出会った女性と交わした約束を忘れないでいた、、、。
  この作品は、元々原稿用紙80枚程度の小説を10枚のショートショートに改変して、やはり2020年の坊ちゃん文学賞に応募した作品です。
 元の作品は若い頃書いた思い入れたっぷりの読んでいて恥ずかしくなるような作品でしたが、ショートショートに改変することにより他人にも読んでもらえるものになったように思えます。
 芳野徹が「真っ赤な嘘」を語るバー「エルフィンラン」ドは、当時学生や若き「芸術家」の集まる飲み屋でした。私は貧乏学生でしたので数回いったきりですが思い出の場所です。。2020年に旅行ですすき野に宿泊した際探してみましたが見つける事は出来ませんでした。
 以下の作品に触発されて40年くらい前に書き上げ一部の友人に回覧したものです。断捨離整理中にワープロ原稿が見つかりPDFにして恥ずかしながらアップしてみました。
※田原総一朗のドキュメント・ノベル『原子力戦争』を原作にした黒木和雄監督、原田芳雄主演の同名の日本映画(1978年公開)
※広瀬隆の1981年発刊ドキュメント「東京に原発を」

リンク先の小説本文閲覧ページはPDFで作成し埋め込んでいるので、環境によっては、読み込めない或いは読みずらい場合があるので、本文閲覧ページの最下部にGoogleDriveのリンクも一定期間設定してます。こちらの方が読みやすいと思います。

随筆 

 30才の頃、組合の役員の人に口説かれて、組合の執行委員を2年間したけれど、名前を貸していただけの状態でした。ただ、組合が発行する県職通信に次のような文章を寄稿してました。
 組合に在籍していると、やはり自分の体質にあわないことがわかり、執行委員は2年で、組合自体もしばらくして脱会しました。



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