CDR/RWを取り付ける

 ここでは、CDR/RWの取り付けについて、私の実例を紹介しながら解説します。私が取り付けた機種は、YAMAHAのCRW2100SX-VKという機種です。
 この機種は、外付けのSCSI仕様です。元箱には対応OSとして、WIN95r2、WIN98、win98SE、WIN2000、WIN NT4.0、WIN Meとあり(ホームページにも同様の記載あり)、ライティングソフトもWIN用のものしか添付されていません。つまりWINマシン用ということです。
 では何故この機種を私のMac用に選んだかというと、まずMac用専用のCDR/RWは高価で、価格の手頃なものは、USB接続のWIN&MAC共用のもので内蔵できない。そこで、ホームページを探していたところ、Online ShopでCRW2100SX-VKが10,000円弱でしかもB'sRecorder GOLD for Mccintoshが特別に添付されて売りに出されていました。電話で問い合わせてみたところ、Macでも動作するとのこと。早速注文しました。
 商品が到着してマニュアルをみたところ、Macでのセットアップの記事もあり、正式には対応をうたっていませんが、Macにも対応しているようです。
 注文後、ホームページを検索していたところ、WIN用の機種でも結構Macで動くようです。これからMac用に安価なWIN用CDR/RWをと考えている方は、以下のページを参考にしてください。


Midgeの部屋AEC6260MとCDR/RWのページ
 このページの記事は、AEC6260MというATA66カードを介してのCDR/RW動作確認の事例ですが、参考になると思います。
 同じくAEC6260Mの発売元のACARD社のホームページでも動作確認されたCDR/RWを紹介しています。

Machintoshおすすめ周辺機器など内蔵CD/DVD/CD-Rドライブ動作情報(暫定版)のページ
 このページは主には、WIN用DVDドライブを動作させるためのTIPのページのようですが、参考になります。
 それでは順を追って取り付けの模様を紹介します。

1.取り付ける前の作業として、Appleシステム・プロフィールでSCSIのID番号の空きを調べておきます。

2.購入したCDR/RWは外付け仕様のものなので、ケースから本体を取り出します。本体とケースとは、SCSIケーブル、電源ケーブル、オーディオケーブルそしてジャンパーピン設定ケーブルで繋がっているので(写真1参照)、すべて外します。

3.パソコン本体に繋げる前にジャンパーピンの設定を行います。ジャンパーピンはCDR/RW本体の背面にあり、本体に簡単な説明があります(写真2参照)。SCSIのID番号設定、パリティの設定、ターミネーターの設定そしてブロックサイズの設定です。パソコンショップで売っているショートピンで設定を行います。

写真2、見づらいですが右の方にジャンパーピンの設定説明図あり。

4.詳細設定はYAMAHAのホームページのここにPDFファイルあります。そのファイルのなかの「CRW2100Sの組み込み」の章をみてください。簡単に言えば、SCSI番号1を設定する場合は1にショートピンを刺し、3に設定する場合は1と2にショートピンを差し込みます。パリティ・ターミネーターをオンにする場合はショートピンを該当のピンに差し込みます。ブロックサイズの設定はMacやWinには関係のない設定なのでピンは刺しません。

5.次に、パソコン本体から出ているSCSIケーブル、電源ケーブルを繋ぎます。必要に応じてオーディオケーブルも繋ぎます。(写真3参照)

写真3

6.本体の5インチスロットにはめ込みねじ止めします。

7.Macを起動して、Appleシステム・プロフィールで認識しているかどうか確認してみましょう。(写真4参照)

写真4

 私の環境では(OS9.2)、ちょっとトラブルがありました。Appleシステム・プロフィールで認識してくれるのですが、デスクトップ上にマウントしてくれないという症状がでました。Appleシステム・プロフィールを見ても、CDを挿入しているのに挿入されていませんと出ます。試しに手持ちのライティングソフトToastで書き込みをしてみると書き込みはできるのです。
 そこで、B'sRecorder GOLD for Mccintoshをインストールしたところ、無事マウントできました。B'sRecorder GOLD for Mccintoshをインストールすると機能拡張書類が2種類インストールされます。これがCDR/RW用のドライバーのようです。B'sRecorder GOLD for Mccintosh添付のドライブを購入してよかったと思った次第です。
 ただ、元からインストールされている機能拡張書類のうちfireeire関係の3つを機能拡張マネージャーを使って機能停止にしないと、B'sRecorder GOLD for Mccintoshは動作しないようです。

 次に、OSX(10.1.2)の環境で試してみると、簡単に認識そしてマウントできました。iTune2で音楽CDも作成できましたし、Toast5 for OSXプレビュー版の使用も可能でした。SCSI使用のCDRWは認識が困難と言われていますが、すんなり稼働して大満足です。 


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