現役のオート三輪

 昭和30年代の松山で見かける車と言えば、トラックぐらいで乗用車はまれだった。小学校の担任の先生はrabbitのスクーターを乗ってきていた。友人と走っている車の車種の当てっこをして遊んだものだ。マツダかダイハツの車種がほとんどだったように思う。

 当時、写真に写っているオート三輪がをよく見かけた。三輪なので安定性が悪くよく横転すると聞かされていたが私は見たことがなかった。その頃、市街地のほとんどはまだ舗装されていなくて穴ぼこだらけだった。それがある日、一夜のうちに(と子供だった私は思った)我が家周辺はアスファルト舗装された。遠く先まで道がまっすぐ見えた朝の日のことを鮮明に覚えている。

 写真の車はまだナンバーも付いていて現役です。  

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