セメント製のゴミ箱

 昭和30年代頃は各家の前に写真のようなゴミ箱があり、左写真のように名前と住所が書かれていた。我が家は南八坂町197番地と書かれていた。

 昔もやはり定期的に市役所のゴミ収集車がやって来ていたように思うが、今のように頻繁ではなかった。やって来ると、ゴミ箱からゴミをかき出し収集車に雑に詰めて行った。分別収集などなくなんでもかんでも持って帰っていたが、今のようにプラスティックゴミなどなく、ビールやジュースの瓶も酒屋や八百屋さんで換金してくれていた。生ゴミは養豚業者の人が集めに来てくれていた。結構リサイクルは出来ていた。というよりものを大切に扱っていた。何でもゴミに捨てるようになったのはやはり高度成長時期以降のことだろう。

 右のゴミ箱は巨大で子供なら楽にに入れる大きさ。知人と話していてかくれんぼしていてゴミ箱に隠れた記憶があると聞かされて理解出来なっかたのだけど、巨大なゴミ箱もあったのだ。一般家庭では左の写真の大きさで1カ月大丈夫だったのでは。

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