「ひとりでも人といても私は寂しくなかった。寂しさを感じたかった。寂しさって、自分をまるごと感じる事だから」 ヴェンダース監督「ベルリン天使の詩」より



 マリオンがダミエルに出会い、二人の出会いは偶然ではなく、必然なのであり、二人の決断は、すべての世界の決断、そして男と女の巨いなる歴史を作る決断であるとダミエルに語る重要なシーンでのセリフの中の一節である。

 私は東京で、この作品を観たが、観終わったあと、そのロングヒットを不思議に思い、セリフの洪水に驚き、最終シーンのマリオンの長いセリフに打ちのめされた。そして冒頭のセリフが心に残った。


インデックスへ

トップメニューへ

inserted by FC2 system