塔ノ岳1491m 丹沢山1567m


東京出張を利用して、11月中旬、丹沢山に登った。東京に住む友人の勧めで登る山は丹沢山に決定。彼によると南アルプスの北岳なんかと比べても確実に名山だとお勧め。横浜〜伊豆方面の夜景も見えて低いけれどとても良い山だという。
コースは、通称「バカ尾根」と言われる大倉から塔ノ岳〜丹沢山までひたすら登りが続くコース。塔の岳まで7kmそして丹沢山まで2.6km片道約10kmのロングコースそして標高差も大倉のバスセンターが390mだったので、約1200m結構きついコースだった。蛭ケ岳まではとても無理だった。  
ルート図
大倉バス停から600mのところ、ここが登山口となる。この辺りまで友人の車で運んで貰った。左が登山道、塔ノ岳まで6.4kmとの標示
最初は人工林の中を歩く、朝8時過ぎなのに登山客が既に列をなしている。左に行くと「大観望」経由で塔ノ岳、ちょっと遠回りになるけれど行ってみた。
黄葉の美しい快適な登山道大観望には「大倉高原山の家」があった。ブルマン220円、キリマンジェロ150円とあり、下界のコーヒー専門店より安い。気になったが先を急ぐので飲まなかった。
大観望からの眺め、遠く太平洋が見えるもみじが赤く紅葉する下を歩く、このあたりまではまだ余裕
上が大観望経由の登山道、下は通常のショートカットの登山道、帰りは下の道を選んだ地形図にはのっていないが、見晴らし茶屋
このあたりから急坂が続く、まずは階段状の坂道続いて木道の急坂
続いて石ころゴロゴロの道駒止茶屋、名前からするとかつてここまで馬が上がってきたのか?
駒止茶屋を過ぎたあたりからそれまでの見晴らしのない林間コースから見晴らしのきく登山道と一時なった。色づくもみじが美しい
いったん急坂歩きが終わり快適な稜線歩き、ただ一時のこと。堀山の家、ここも素通り
西側の山並みが見えてくる季節外れのりんどう
また延々上りが続く源次郎沢への分岐
上の方は少しガスが出てきたようで空が白くなってきている三浦半島が見えるのか?
青空が戻ってきた、風向きで天候が変わるくっきり東側の山並みが見えてきた
花立山荘、塔ノ岳はもうすぐだ赤い木の実
西側の山並みを見下ろす、だいぶ高度を上げてきた目指す塔ノ岳の頂上が見えてきた?
頂上直下にきてガスが立ちこめてきた。寒い荒涼とした光景
塔の岳1491m登頂茶色の建物が尊仏山荘、今夜泊まる山荘である。頂上は太陽が隠れて立ち止まっているととても寒い。登りで汗をかいて上着が濡れているのでとても冷たく感じる。急いで山荘に入って宿泊の手続きをして、丹沢山への道を急ぐことにした。
丹沢山へは2.6kmの標識があった。 山荘の横を通って丹沢山に向かいます
目指す丹沢山にはガスがかかっている。でも稜線が見えて眺望は良さそう、ただ塔の岳頂上から一端ずいぶん下らないといけないのが気持ちの負担。まだまだ下るのか?
やっと登り気味の稜線歩きとなる。登山道はぬかるんで歩きづらい。これは東の方角、山並みがくっきり見える、先に見えるのは横浜の街?
振り返ると、塔の岳頂上に立つ尊仏山荘が見えた。ずいぶん下ってきた。丹沢山の方が高いのでこれからの上りを思うと気が重かったが、景色が良かったのでそんなに苦にならなかった。 こんな感じで歩いていても気持ちが良い。
快適な稜線歩き丹沢山山頂に到着
頂上は結構広く、立派なみやま山荘も建っている。蛭ケ岳までは3.4kmこの時点で午後2時だったが、ちょっと体力的にも時間的にも無理と判断してここで塔の岳まで折り返すことにした。塔の岳まで帰ると3時を過ぎていて既に日が陰り暗くなりつつあった。丹沢山で引き返して正解。  山荘に入り夕食を待った。夕食は365日カレーライスということだった。体力を消耗した体にカレーライスは美味しかった。おかわり自由ということだったので、思わずおかわりをした。因みに朝食は365日おでんである。
夕食後夜景を見ようと思って外に出たが、ガスで真っ白の状態。そこで深夜2時頃起きてみるとガスが晴れて夜景がくっきり。月も見えた。安いコンパクトデジカメしか持って行ってなかったので手ぶれしてうまく撮れない。これは夜明け前に再度挑戦したもの。石の上にカメラを置いてタイマーをセットして撮影した。実際の光景は素晴らしく美しい夜景だった。
ちょっと部屋に戻って防寒対策と出発準備をしてご来光の撮影に備えた。外に出ると富士山がくっきりと姿を現していた。
明るくなってきた頂上
東の空が赤く染まってきた
富士山も雲海の上にくっきり
太陽がその姿を現した。この後すぐガスが立ちこめて富士山は見えなくなった
下山開始、登山道脇は霜で真っ白ベンチも真っ白
丹沢山塊を振り返る

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