高瀑の滝


 猛暑が続いた2010年の夏は炎天下の山登りは敬遠していた。ニュースで沢登りの事故が報じられていたが、沢登りが涼しくていいかなと思い、いいところはないかとホームページを閲覧していたところ、高瀑の滝を発見。台風で崩壊していた登山口までの林道がどうも今年になって開通したらしいことが分かった。
 高瀑の滝はいろんな人のホームページを見て、御来光の滝と同じくこれは難敵だなと思っていたけれど、登山口まで林道が復旧したのであれば、自分でも行き着けると思い立った。
 思い立った日は下界は曇天に少し日が射すようなあいにくの日和。でも思い立ったが吉日で出かけたが、山は予想どおり雨模様。そして暑い。登山口のかつての案内板をみると、その昔景勝地として整備しようと思った名残のような書きぶり。
 これは楽勝と思ったが、期待に反して厳しい「登山」となった。歩き始めてすぐ、沢を渡渉中、転んでしまって水浸し。体だけなら良かったけれど、GPSもカメラも水に濡れてしまって、PDAを改造したGPSは結局機能は戻らなかった。やっぱりガーミン製の頑丈なものが欲しい。カメラは液晶が一時的に写らなくなったがドライヤーで乾かすと復活。
 登山道はかつての台風の被害でところどころ崩れているところがあるが一応明瞭。高瀑の滝は突然現れる。現れたちょうどその時、一転俄かに雲行きが怪しくなって暗くなって危険を感じたので、早々に退散した。でもその迫力は圧倒的。訪れてよかった。
登山ルートへ
林道入口
「台風災害の為この先の林道は通行できません」との不吉な看板
ネットで2010年8月時点で開通を知っていたので進む
走り始めはこんな感じのまあまあな林道
しかしこの先写真をとる余裕もない悪路が延々続く
林道の起点から1.8kmのところに広場があり林道の解説板があった
幅員4mとあるが、ほんとかな?という感じ
素掘りのトンネル、不気味な感じ
一般車両が行くことの出来る林道終点
ここが登山口となる
既に4台の車が止まっていた
この広場の脇にこれから登っていく沢が見える
先に林道が続いているがここを登ってはダメ手前右側に登山口がある
国土地理院の地図のルート図では沢の左岸をずっと登るようになっているが、何箇所か川を渡り右岸を歩く箇所がある滑りやすいので要注意、ここで右岸へ渡る
50肩で左手が不自由でバランスを崩し水中へこの付近で転倒
最悪!!デジカメとGPSの液晶が写らなくなった
いたるところにこんな道案内板がある○○滝、名前は知らない
ここで左岸に戻る
大きな石に黄色のペンキで矢印が書かれている
写真では分かりづらいが渡渉の為のロープが張られている
道案内を見落とさないように
晴れているように見えるが雨がシトシト降っている
降る雨と雨にぬれた葉で体はぐっしょり
こんな所も
ロープで安全を確保して渡る
「のぞき滝」と呼ばれる滝
写真では分からないが結構怖い
滑りやすいので要注意
かつては景勝地の遊歩道として整備されていたのでは?危険な箇所が続く
見事なブナの木木々の間に滝が見える
突然、高瀑の滝は現れる
私のデジカメでは全容を写せない
滝の上段部分滝の中段部分
滝の下段部分
急にガスが広がり雨も激しくなり暗くなってきた
急いで下山
下山途中、キレンゲショウマを発見

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