高尾山 599m
小仏城山 670m


 東京で仕事があった翌日の日曜日ミシュランの観光ガイドで三ツ星評価になっている高尾山(599m)に登った。

 京王線新宿駅から乗車して、終点高尾山口で下車。新宿駅には京王線新宿駅と京王新線新宿駅があって高尾山口まで行くには、京王線新宿駅を利用する。そして行先が、八王子行と高尾山口駅行があるので、間違わないように注意。ただし、間違っても北野駅で高尾山口行に乗り換えることができる。

 高尾山口駅から1〜2分の歩くと、高尾山登山の起点であるケーブルカー清滝駅がある。ここを起点として、登山道がいくつも分かれている。ケーブルカーを利用して山上駅まで行きそこから頂上を目指すのが一般的なルートのようであるが、私は1号路と呼ばれる薬王院への表参道をたどり、頂上へ続くルートを選択した。

 ただこの1号路も頂上までほぼ全ての登山道というか参道は舗装されていて山登りという感覚はない。四国の山を登っていると、「こんにちは」と声をかけると、「こんにちは」とあいさつが返ってくるのだが、高尾山では返ってこない。関東にはそういう習慣がないのかなと思ったが、高尾山を越えて奥高尾の山道に足を踏み入れると、「こんにちは」が返ってきた。高尾山は「やま」ではなく、「観光地」なんだと納得。

 高尾山山頂からの富士山の眺望を期待していたが、あいにく富士山付近は夏雲に覆われていて見えなかった。山頂は「観光客」でにぎわっていたので、茶屋でペットボトルのジュースを購入して、小仏城山(670m)に向かった。

 高尾山を過ぎると、舗装路ではなく、登山道らしくなってきた。快適な尾根道歩きとなる。いくつかトラバース道があるので分岐点があるが迷うことはない。帰りは、稲荷山コースを下って登山口のケーブルカー駅舎にたどり着いた。駅舎の周りには、名物のとろろ蕎麦や酒まんじゅうの店が並んでいて、酒まんじゅうを1個食べたが、愛媛津島にある赤松酒造の酒まんじゅうの方がおいしいと思った。


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京王電鉄高尾山口駅左がケーブルカーとリフトの清滝駅、片道470円、往復900円。右が登山道。
石畳の登山道、いや参道。左が本道、右に行くと金毘羅神社を経由するコースとなる。右の金毘羅コースを選択。
八王子方面の景色が広がる展望所になっている広場がある。金毘羅神社
緑の濃い登山道、樹齢300年の木々が登山者を癒してくれる。ケーブルカー山頂駅にあるビアガーデン。日曜日とあって満席のようだった。
山頂駅の展望所から八王子方面を望む。右奥にかすかに新宿の高層ビルが見えるのだが。十一丁目茶屋、要所要所にこんな茶屋がある。
たこ杉、樹齢450年以上と言われている。高尾山の植生は豊かだが、杉の植林も盛んに行われている。浄心門を過ぎると、道がふたてに分かれる。左が男坂、右が女坂。左の石段108段の男坂を選択。
石段を登り切り、しばらく杉の巨木の並ぶ参道を歩くと、山門に到着。境内には天狗の像があった。この天狗は高尾山薬王院のご本尊「飯綱大権現」の随身として開運、衆生救済のご利益を施す力を持つと信じられている。
本社、飯綱権現堂、俊源が彫ったとされる飯綱大権現(秘仏)が祀られている。極彩色の彫物
薬王院の裏手を少し登ると、、、高尾山頂上、十三州大見晴台と書かれている。
頂上は広場となっていて売店もある。この奥に富士山が見えるはずなのだが、生憎雲に隠れて見えなかった。
高尾山山頂での休憩もそこそこに、小仏城山に向け出発。ここからは静かな山歩きとなる。途中、もみじ台に登るコースと富士見台に続くトラバース道との分岐があるが、後者を選択。写真は富士見台コースにある東屋。
一丁平展望台、ここからの富士山の眺望を期待したのだがやっぱりダメだった。城山山頂に到着。ここにも茶屋がある。
おでんで昼食相模湖?
下山の時気になった白い肌の木下山は稲荷山コースで。この分岐で右方向に行くと、薬王院をショートカットできる。
稲荷山コース随分下ってきたので、八王子の街が大きく見える。
稲荷山コースの由来?となっている祠があった。下山口に到着
稲荷山コース登山口名物の酒まんじゅうを食べて疲れをいやす。

登山コースで見つけた花


愛媛県外の山

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