祖母山 1756m


   この年2回目の九州登山旅行。祖母山と久住山の登る計画。友人登山グループに久住山登山を誘われていたのだが、予定していた登山計画日に生憎九州四国地方は台風が通過し中止となった。予定を変えて単独で再度祖母山・久住山に登る計画を立てた。
 7月下旬の23:50に八幡浜発臼杵行きのフェリーに乗り、臼杵2:15着。そこから高千穂町五カ所という祖母山登山口がある町に向かうため真っ暗な道路をナビを頼りに走った。今回ナビを新調したのだが、安物だったせいもあってルート案内がおかしくて事前にgooglemapで調べていたルートと違う。どうみても遠回りのルートを案内する。修正をしながら五カ所にたどり着いた。
 
ルート図
五カ所、ここを左折する。4:30まだ真っ暗。北谷登山口まで7kmとの表示があった。標識が必要なところにあるので夜中でも迷うことはない。
迷うことはないのだけど、未舗装の林道で荒れていて怖い。車高の低いセダン車では車が傷むのではと心配だ。私の車は車高の高い4駆なので安心。ほとんど道なりの1本道だが、1箇所だけ右折する箇所がある。標識がある。
北谷登山口に到着、5:10。広い駐車場、トイレと水場もある。千間コースと風穴コースがある。距離は長いがなだらかな千間コースを上りに風穴コースを下りに使う。往復千間コースを使う方がいいかもしれない。風穴コースは熟練者健脚者限定と注意書があった。下ってみてその意味がよく分かった。
登山口から写す人工林に囲まれたなだらかな上りが続く。朝も早く気温もまだ上昇していないので気持ち良く歩ける。
0.53kmごとに標識が立てられているので歩きやすい。自然林が混じってくるに従って登山道に石ころが目立つようになる。
水場森が深いので登山道は暗いのだが、ここまで登ってくると日差しが見えてきた。
ヤブ笹が多いのもこの登山道の特徴、山頂まで笹が多かった。3合目を過ぎてしばらく行くと稜線にたどり着いた。
稜線をちょっと歩くと左手に道があり先が開けている所が見えたので登ってみた。正解だった。1446mの三角点があり、前方が180度開けていた。
最初阿蘇5岳と思ったけど実は九重連山、右手奥には由布岳が見える。
由布岳を望遠で写す
こちらが阿蘇山と思われる。7時前で空気も澄んでいて、雲海に浮かぶ山々がくっきり見えて大満足。
九重連山をズームで
九重連山の手前にかわいい山が
千間平、それほど広くはない。三県境、大分、宮崎、熊本の県境
国観峠、広くて気持ちがいい。写真左に見える道を登ってきた。
対面に見える山が祖母山と思うのだが。
国観峠から山頂に向かう登山道、この横にお地蔵さんがあった。9合目分岐、ここを右に行くと山頂へ直にいけるのだが、左に行き9合目避難小屋に寄り道をする
避難小屋の手前にいろんな標識が立っている。有料の避難小屋、立派でどうも管理人もいるみたいだ。ただ入ってみて雑然としている。管理人がいる有人小屋なので生活感が感じられていけない。管理人の性格もあるのだろうかごちゃごちゃ生活雑貨がちらかっている。無人の避難小屋の方がきれいだ。
頂上直下最後の登り
祖母山頂上1756.4m
頂上から北東方向、トンボが飛んでいる
頂上から西方向、阿蘇山
祖母山三角点下りは風穴コースを選択、厳しい下りコースだった。
祖母山が岩稜だということがよく分かる。ロープを使って下る
垂直な岩場をはしごを使って下る所々に岩場がある。暑い。
ここが風穴、ここを降りると冷風が吹き上げてきて気持ちが良い。下に降りてしばらく休む。大きな岩がゴロゴロしている道なき道を赤テープを頼りに進む
下山口近くに2〜3カ所徒渉する箇所がある。やっとの思いで風穴コース登山口にたどり着く。前夜ほとんど一睡もしてなかったこともあり疲れ果てました。ここで12時08分。登山口から下山口まで約6時間。
祖母山ではほとんど花が見られなかったが、以下見つけた花紹介する。この花は登山口近くに咲いていた。ウツボグサ?ちょっとピンぼけ
頂上で飛んでいたトンボ頂上に咲いていた、アジサイ系の花?
コバキボウシの蕾?オオヤマレンゲ、頂上直下風穴コースにまだ残っていた。
岩場に咲いていた花これも岩場に咲いていた、コバキボウシ?
アサギマダラアジサイの一種?
下山口近くに咲いていたユリの花旅館に行くにはまだ早かったので、近くの夢の大吊り橋に寄ってみた

愛媛県外の山

山歩きトップページ

不器男のホームページへ

inserted by FC2 system