白猪山1201m
法師山1310m


 さくら山行会監修、東温市観光協会発行の「東温アルプスガイド」を見ていて「唐岬の滝林道コース」はまだ歩いていないなぁと思っていた。そこで今回登ってみた。今年は4月に入ってからも雨が続いたがこの日は晴れの予想。午後からだったが登ってみた。
 周辺の山林は切り出し(皆伐)が真っ最中のようで、林道が毛細血管のように延びていて、登山道(林道)はいたるところに分岐があり迷ってしまいそうになる。GPS付きのタブレットに地形図を表示させて、もう一方の手にガイドマップを持ち、ルートを確かめながら進むのだけど、結局迷ってしまった。
ルート図へ
駐車した唐岬の滝の入口、ここを降りて小さな川を渡ると、登山口がある。夏目漱石の句碑「滝五段 一段ごとの もみぢかな」こんなところまで漱石は来たのかなといつも不思議に思う。
登山口であるが、林道を歩くことになる。白猪峠まで2.6kmと書かれた標識がある。これが結構急な道だった。林道歩きが続くのだが、林道は今も作られ続けている。ここはブルーシートに覆われた重機の方向にまっすぐ行く。
重機に踏み荒らされた道に脇に可憐なすみれの花が咲いていた。まっすぐな上り道があるが、ここは右折、杉の木に赤テープが巻かれている。それで右折と判断。
峠のようなところ、ちょっと広い場所まで来て、一端下る。ガイドマップを見て判断した。上り方向の道もあって不安だったが、これは正解だった。ここも左上へ上る林道と右折する林道があった。ここで間違えて左上の林道を選択してしまった。1時間弱迷ってしまった。
道が荒れてきてここまで来てこれはダメだと判断。さきほどの分岐まで戻ることにした。せっかく急坂を苦労して登ってきたのに。迷った分岐の手前にある特徴のある谷、ガレ場になっている。この先にある分岐を水平方向に右折と覚えておくと良い。
ただ迷った林道からは、東温市方角の眺望が良かった。
分岐から正解の林道を進むとすぐ、白猪の滝からの登山道と合流できた。結構な急坂である。たぶんこれから縦走する、白猪山、法師山が見えた。
この登山道にはご覧のような人工の石積みがるこんな立派な石積みも。上は結構広い場所となっていた。かつては茶屋でもあったのだろうか?
白猪峠が近いのか、稜線が見えてきた。白猪峠到着、ここは石墨山の方向に向かう。風が吹いて寒い
快適な登山道、林道歩きと比べて気持ちが良い。林道を迷ったので時間をロスして日暮れも近いし元来た道を帰る選択も考慮したのだけれど、周遊コースを選んで正解だった。白猪山が迫ってきた。いったん下って上り返す感じ。
白猪山1201.1m。三角点しかない。法師山への登山道、下に平行して林道がある。久万高原町へ下る林道のようだ。
ここを右に行くと石墨山への巻き道となる。ここを直登すると法師山。直登するとこんな岩場をいくつか越えることになる。
法師山1310m。何か書いてある石碑があるが風化していて読めない。法師山の頂上を反対側(石墨の別れの方)に降りるとすぐ巻き道と合流する。急坂を下りまた上る。
写真のなかほど禿げ山になっているところが、石墨の別れ。望遠で撮影
たぶん石鎚山方向だと思うのだけれど、、、望遠で写す
石墨の別れに向かう稜線。立派なブナの木が立っている。東温市の方向
これは石墨の別れから久万高原町の方向を眺望した
石墨の別れ、結構疲れ果てた。有名な急坂をくだる。
あっという間に東温高校の山小屋に到着。そして下山口、1時に上り始めて下山したのが5時30分。山桜がまだ少し残っていた。

皿ケ嶺連峰(東温アルプス)

山歩き本編

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