猿越山 1436m


 2015年5月末に初めての猿越山。なにげなくwebで山関係のHPを閲覧していて中津明神山の先にある「猿越山」を知る。稜線歩きが続き展望の良い快適なコースだった。早速登山計画を立てる。高知県側のスーパー林道の終点が登山口になっているようだ。
 ただ、そのスーパー林道まで行く道筋が地形図を見る限り色んな道が錯綜していてよく分からない。HPを見てもそこのところは詳しく書かれていない。無名の山は登山口を探すのに一苦労するのはよく経験する。
 情報がないので行ってみるしかない。とりあえず高知県池川町の439交流館にナビの目的地をセットして出発。そこからは、別ページにルート解説を詳しくしているので参照してください。
 地形図では大規模林道終点近くが登山口になっているが、林道は先に伸びているし、さらにその先も工事中のようだ。1枚目の写真の風景で登山口を見つけて欲しい。「山火事注意」の幟が立っている辺りが登山口。「雑誌山・カラ池」の古い看板がある。
 とても快適な稜線歩きが楽しめる山行きでした。ただ3つめのピークということで結構アップダウンがあり、思った以上に疲れ果てました。歩き出す前、中津明神山まで足を伸ばしてみようとか、帰りは雑誌山まで時間が許せば行ってみようと思ったりしたのだけど、疲れ果て実現できませんでした。
 猿越山からはまさに360度の展望。石鎚連峰や皿ケ峰そして高知の山々が見渡せます。展望だけでなく、木陰に入ると鳥のさえづりを近くで聞くことが出来ます。  
ルート図へ
登山口横に駐車。駐車場になるような広い場所はないので路肩に駐車。左端に見える山が中津明神山、その一つ手前にわずかに頂上が見える山が猿越山。山火事注意の幟が立っているところが登山口。「雑誌山・カラ池」と書いてある看板が転がっていた。
最初、植林地帯を直登して行く。造林小屋に突き当たる。そこからはなだらかな道を進む。
こんな、明瞭な道。手入れが行き届いた植林地帯。しばらく行くと自然林の山に変わる。
これはカラ池に降りる荒れた道。登山道の先に本来の降り口があるのだが知らずにここを降りてしまった。カラ池の湿地帯に咲く花
湿地帯に咲く花2。この先にカラ池が広がっているのだが、その様子は後で登山道に戻りしばらく行くと、雑誌山への分岐があった。
雑誌山の分岐から50mくらい行くと、まっすぐ「カラ池」右「明神登山口」の標識があった。ここはひとまず「カラ池」へカラ池。踏跡があり散策できる。
登山道へ戻り、「明神山」を目指す。猿越山を示す標識は全くない。アザミの花の蕾
稜線にたどり着き、振り返るとカラ池が見える。北海道の形をしている。上に見える山が雑誌山。
稜線から石鎚連峰が見える。右に筒上山、中央が石鎚山。左に西の冠、二の森、堂ケ森。
第1のピークへの最後の上り第1のピーク。図根三角点があった。
第1のピークからの展望。第2のピーク、猿越山、中津明神山がきれいに見える。
第2のピーク第2のピークからの展望
稜線に咲く黄色い花、うぐいすが鳴いていた。稜線に咲く白い花、ここでもすぐ近くでうぐいすの声がした。
第2のピークから猿越山をアップで。無骨な雨量観測用の建造物がないぶん明神山より秀麗に見える。
猿越山頂上部への最後の上り頂上部にやっとたどり着くが、ここでも「猿越山」の表示はない。
頂上部から歩いてきた登山道を振り返る。望遠鏡で駐車場所も確認出来た。
三角点は少し先にある。猿越山頂上、三角点はあるが標識類は一切ない。作って持ってくれば良かった。先に見えるのが中津明神山
頂上からの展望1。左から堂ケ森、二の森、西の冠岳、石鎚山ずっと離れて筒上山
頂上からの展望2。左半分が東温アルプス
頂上からの展望3。中津明神山、頂上まで車がジグザグ道を上っていた。
下山時に見た蝶?蛾?全然動かない。白い花
蘭の花?植林地帯の地表面に広がる草
オオカメノキかつてこの山間部に工房を開いた若者がいたのだろうか?夢破れて廃墟になりかけている。

高縄山系・周桑の山・久万の山

山歩き本編

不器男のホームページへ

inserted by FC2 system