皿ケ嶺 六部堂コース


 皿ケ嶺を六部堂コースから登り、六部堂越コースで下った。初めてのコース。かつてはこのコースが皿ケ嶺登山の主要ルートだったと思うのだが、東温市側の「風穴」まで自動車道が整備されて以降、登山者が激減して登山道も荒廃していて、webの記録なんかみても迷った記事が複数あった。そんななか、久万高原町遊山会の皆さんがこの登山道を復活していただいた記事を遊山会のHPで発見したので、登ってみたいと思っていた。
 登山道は後に整備されたと思われる林道でいたるところで交差して分断されている。これが迷う原因だったと思われるが、遊山会の皆さんのご努力でいたるところに道標が建てられて迷うことはない。ただ登山道は登山者がいなかったせいか踏み固められていなくて歩きづらい。雨水に登山道表面が洗い流されていて石がごろごろ表面に出ている所が多いような気がした。それと登山口の六部堂の標高が700mくらいなので標高差600mくらい。風穴からの標高差の倍くらいあると思うので、散歩感覚ではない。
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久万スキーランドのゲート写真でいうと左横に登山者用の休憩所とトイレがあり、駐車場も広いのがある。10時30分登山開始舗装路をしばらく歩き、ここに「皿ケ嶺頂上」へという道標がある。右折
別荘が何軒か建っていた。リタイヤ後はこんな優雅な生活に憧れる。林道樅ノ木支線に入る
すぐまた立派なログハウスがあった。その横を過ぎるとすぐ 林道から分岐して登山道がある。左折。ここから久万高原町遊山会さんが設置した道標が道案内となる。
林間の中を進む霜柱がたっていた。気温は2度
「登山口」とある。かつてもここまで車でこられたのか?と思うのだが、この先3つくらい「登山口」と書かれた標識があった。林道が出来た後、.林道と交差しているところに迷わないよう標識を設置してくれたものと理解した。高度を上げていくと、登山道に雪が残っていた。沢を何度か渡渉する。
滝のようなところもあった。ここにも「登山口」の標識
沢の岩の上はしぶきが散って氷りついている。 ここも「登山口」とあって数メートル進んだが道が荒廃している。しまったと思った途端元の林道にまた交差してほっとした。
この急な林間の登山道を直登していく。十字峠に到着
樹氷が十字峠からの稜線に立つ木々には樹氷がついていた。 低木にも樹氷がびっしり
頂上到着午後1時前、約2時間半の行程、三角点は少し手前の稜線上にある。少し太陽が出てきた。やはり青空があると気持ちも晴れ晴れする。
アルファ化米と缶詰で昼食、この後コーヒーも飲んで30分程食事休憩とした。
久万高原町側の展望。視界があまりよくない。
下山開始、南側に六部堂越コースの登山道がある。南斜面なので雪も溶けている。ただし急こう配
一気に急坂を下ってきて頂上を振り返る こちら側も久万高原町遊山会の道標があり迷うことはない。ここまでは自然林の中。
人工林の中を下るきれいな林道と交差した後すぐ対面の登山道に入ると
立派な滝のある沢を渡渉する
葉っぱを落とした広葉樹と青空が美しい久万高原町は林業の街、人工林も管理が行き届いていて美しい
下山口に到着、猪よけの柵がしてある。すぐそこに登山口としたスキー場入口のゲートが見える。 スタート地点に到着。自分の車以外に赤い車が1台あって少しして頂上で出会った登山者が降りてきた。このコース利用者は2組。
帰路、国道33号線から見えた山、皿ケ嶺?

皿ケ嶺連峰(東温アルプス)

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