手箱山(1806m)


 7月の3連休の初日に手箱山(1806m)に登った。土小屋から岩黒山〜筒上山を経由して手箱山に至る愛媛側からのコースは経験があるが、高知県側登山口から登るのは初めて。寒風山を抜けて本川村の寺川というところに大瀧登山口というところがあるのだが、そこまでが長く時間がかかる。松山を6時30分に出たのだが登山開始は9時30分だった。(途中でコンビニに寄ったりしたが)
 大瀧登山口手前に「大瀧(オオタビ)」を眺めるための休憩所に5台くらい駐車可能スペースがある。今回はそこから車で10分先にある名野川登山口まで行き、自転車をデポして大瀧登山口まで戻って駐車した。下山口を名野川登山口と決めていたので、そこから大瀧まで自転車で下ると楽ちんなので。
 登山口の標高は約800m。手箱山の標高が1806mなので標高差1000m。歩行距離はGPSでの計測で約25kmだった。
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名野川登山口、ここに自転車をデポして大瀧登山口まで戻ったデポした自転車
大瀧登山口近くの瀧見の休憩所、車5台くらい駐車可能休憩所ができるくらい見事な滝だった。
ここが手箱山登山口、氷室も途中にあるらしい。登山口からいったん下り吊り橋を渡る。
吊り橋の下は、名野川の清流。しばらく人工林の登山道が続く。
参考にしたwebページではくずれかけた橋だったが、新しい橋に付け替えられていた。自然林が混じるようになる。
峠に到着、ここで小休止。快適な尾根道が続く。人工林と自然林の混合林の中を進む。
登山道が二手に分かれる。紛らわしいテープ。あとで分かったのだが、左が手箱山、右が氷室への道である。氷室、今でもここで保存された氷が高知県知事に「献上」されるそうだ。
コナラの巨木があった。さっきの分岐へ戻り、手箱山への道を登ると、自然林のみの登山道となる。
そろそろ森林限界が近いのか登山道から展望が開けてきた。ブナの森を歩く
苔むしたブナの巨木があった。広い平坦な場所があったので休憩、道標が崩れていて何を書いているのかも分からない。名野川へ降りる分岐点かもしれない。
休憩しているとカエルが寄ってきた。この登山道ではなぜかカエルをよく見かけた。空が明るくなってきた。
絶景が待っていた。
上の写真に続く
笹原が広がっている。風が吹き心地よい。
少し高度を上げてもう一枚。
この岩の門を抜けると頂上への最後の「参道」がある。岩の門をくぐる。
頂上が見えた手箱山1806m。頂上は結構広い。お賽銭箱のあるお社らしき建物もあった。ここで遅い昼食休憩。
手箱越へ向かう尾根道から撮影、概ね快適な尾根道だがこんな絶壁もこんな尾根道が続く
手前筒上山、奥瓶ケ森。手箱越に到着、奥に見えるのが筒上山。
青年が法螺貝を吹いていた名野川登山口へ降りる分岐点。分かりにくいので要注意。
その先は登山道が笹で覆われていて分かりにくい。一部藪漕ぎの場所もあった。渡渉箇所にかかっていた橋が崩れていて使えない。実際は対岸までかかっていた橋だと思われるが、こちら側に引き寄せられている。石を伝いながら対岸まで渡った。
この橋もほとんど腐りかけている。一応渡れた。名野川登山口到着。カーブミラーに鍵で固定していた自転車が見えると思うが、なんと鍵を車に置き忘れていた。登山開始後1時間ぐらい経って気が付くがもう間に合わない。ここから大瀧まで歩かねばならない。
名野川の清流沿いに約40分歩いた。結局車に到着したのが5時30分、今日の歩行時間は約8時間。名野川分岐点からの下りが急で難渋。膝と爪先が痛い。翌日は腰も強ばっていた。登山口近くにあるキャンプ場、トイレと炊事場がある

登山道を歩いていて、花の少ない山だなと思ったが、写真として整理してみると結構な数になる。花畑といった花が密集して咲き乱れているところがないのだ。
最初に見つけた花、なんという花だろう?ヤマアジサイ
シロヤシオ?アザミ
オトギリソウコメツツジ
白いアジサイコバイケイソウ?それともアキノトラノオ?
フウロチングルマににているけど、マタタビの花?

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