西赤石山 1626m〜馬の背コース


 2015年5月の連休明けにあけぼのつつじを期待して西赤石山に登った。東平登山口から馬の背経由のコースを初めて選択。気持ちの良い登山道だった。急坂が続くのかと思ったがそうでもない。銅山峰ヒュッテは通らない。銅山越から少し西山の方に登ってみると西赤石方面が遠望できるのだが、どうも今年は裏年のようだ。いつもなら山の斜面がピンクに見えるのだが、この年はうっすら。
 でもこの日は天気がよくて西赤石山を目指す急坂から振り返ると、遠くの山々が遠望できて気持ちが良い。それに多くはないが薄ピンク色のあけぼのつつじそこかしこに咲いている。西赤石の頂上で記念撮影してすぐ兜岩まで降りたが、例年ほどではないが、西赤石山の斜面をピンクに染めるあけぼのつつじを堪能できた。  
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東平の登山者用臨時駐車場駐車場から少し歩くと気持ちの良い広場がある
広場の中程にある登山口、ここから登ると林間コースで見晴らしは悪い。下りに利用した方が良い。広場の奥第3通洞の横にある登山口
しばらく川沿いの登山道を歩く柳谷コースと馬の背コースの分岐。馬の背コースは急坂と聞いていて今まで遠慮していたが、この日は馬の背コースに挑戦してみた。気持ちの良い歩きやすいコースだった。
展望も良いし、新緑の木々の間を登っていく登山道は気持ち良い。鉄塔が次々現れる。鉄塔を迂回して行くコースのようだ。
登山道は整備されていて迷うことはない。銅山峰ヒュッテに向かう道と出会う。地形図で確認すると銅山峰ヒュッテにはよらないのだが、、、。
ヒュッテに行く道を少し行くと納得。すぐまた分岐があり折り返して登る道が銅山越経由西赤石への道。折り返さずまっすぐ行くとヒュッテに行くのだ。お墓、ちゃんと手入れがされている。
先が明るくなってきた。iphoneに入れた地形図を見ても銅山越は近いうつぎ?の花だったかなと思う。昨年九重山に登った時、うつぎの花の群生があったのを思い出す。
銅山越に到着西山の方に登って行きツガザクラを撮影
銅山峰から見た西赤石。いつもなら左斜面がピンク色に染まっているのだが、、、。銅山越から西赤石山頂まではいくつもピークがあるので体調が良くない時はくじけてしまうのだが、この日は楽しみながら登れた。
反対方向の西山(右側の山)。左の山はツナクリ山?
銅山峰、逆光で山頂名が見えない銅山越を越えしばらく行くと東山がある。今回初めて山頂名を見る。今まではやり過ごしていた?
気持ちの良い登山道が続くだんだん高度を上げていき振り返る。西山が下の方に見える。左下の禿げ山のようになっているところが鞍部で、ヒュッテへ降りる近道がある。
みつばつつじを発見続いてあけぼのつつじ発見、この辺りからあけぼのつつじがあちらこちらに咲いている。斜面をピンクに染めるほどではないが、目を楽しませてくれる。
青空に映えてきれい斜面がピンクに染まっていないのは色が薄いから?薄いピンクの方がかえってきれい。
白い花、この白い花とあけぼのつつじのコントラストが鮮やかだった。いくつものピークを越えないと西赤石山山頂にはたどり着けない
いくつめかのピークの手前、斜面がピンク色に染まっている
西赤石山山頂、記念撮影してすぐ兜岩に降りる。兜岩で昼食しながら斜面のあけぼのつつじを楽しむ計画とても急、そしてぬかるんで滑る。ロープがないと降りられない。まして上りに使う気はしない。
兜岩から西赤石山頂を撮影反対側、大きな岩がごろごろ、皆さんここで昼食休憩。
裏年とはいいながら、見事なあけぼのつつじでした。
斜面をどんどん下っていきます。これから先は暗い森をどんどん下って行く上部鉄道が走っていた軌道まで降りてきた
上部鉄道の遺構があちこちに、ここは渡れるけれどこっちの陸橋は朽ちていて渡れず迂回
ここにまっすぐトロッコ列車が走っていた。1日の労働を終えた坑夫たちもここを走るトロッコに乗って降りたのだろうか?途中山の中に「社宅」があった。労働と食事と睡眠だけの生活。彼らの平均寿命は40歳代だったと聞く。どんな人生だったのだろうと思いをはせる。二本松停車場、右に上部鉄道は伸びていた。下山は左、東平に降りることが出来る。
「マチュピチュ」遺跡が見えてきた。
下山口にある発電所跡気持ち良い疲れ
登ってきた西赤石を見上げる。いつも思うのだけれどよくあんな遠いところまで、あんな高みまで登ってきたものだと思う。

法皇山脈・赤石山系

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