宮島・弥山535m


 2017年11月16日登山。気分転換のための宮島1泊旅行の2日目。最後まで迷ったけれど結構。1日目は大鳥居や大聖院の火渡り神事を見学した後、2日目は弥山登山に挑戦。
弥山は宮島の中央部にある標高535 mの山。wikipediaによると、平安時代の大同元年(806年)に空海(弘法大師)が弥山を開山し、真言密教の修験道場となったと伝えられる。ただし、空海が厳島を訪れたことを示す記録は存在しない。
 山頂一帯に見られる巨石群は磐座とされ、山岳信仰の対象となっている。弥山北側尾根上の標高270-280メートル地点にある岩塊群周辺の山中から、古墳時代末から奈良時代にかけての須恵器や土師器、瑪瑙製勾玉、鉄鏃などの祭祀遺物が採集されており、山頂から麓の斎場に神を招き降ろす祭祀が行なわれことがうかがえる。(この記述も。wikipediaから引用)
登山と言ってもロープウェイを乗り継いで獅子岩駅から弥山頂上までは20分程度。まず埠頭から紅葉谷公園を経てロープウェイの駅まで歩かなければならない。これがゆっくり歩いて撮影しながら15分程度。
 
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大鳥居豊国神社と五重塔
宮島の中では一番古くて由緒のある高級旅館「岩惣」紅葉谷公園入り口
清流が流れる道を登って行きます。紅葉が真っ盛り
これは1本目のロープウェイ。結構長く10分以上は乗っていたと思う。弥山には登山道が三つあるけれど、頂上の標高は535m。海抜0メートルから登ると結構厳しい登山となる。石鎚山土小屋登山口から天狗岳までの標高差より大きい。獅子岩展望台直下からロープウェイの獅子岩駅を見下ろす。
獅子岩最初は下りが続く。登山道はしっかり整備されている。
右へ行くと紅葉谷へ行く分岐点。ここはまっすぐ。ロープウェイの獅子岩駅が遠くに見える。結構歩いてきたが、アップダウンはあるが緩慢で、また整備された登山道なので疲れない。
瀬戸内の絶景が広がる。
不消霊火堂(きえずのれいかどう)大同元年(806年)、空海が宮島で修行をした時に焚かれた護摩の火がおよそ1,200年間、昼夜燃え続け、元火の絶えない霊火。不消霊火堂(きえずのれいかどう)にある。大茶釜の湯は、万病に効く霊水と言われている。茶釜の蓋は自由に開けることが出来柄杓も用意されていたので私も飲みました。私の病にも効けばいいのだけど。  なおこの火は、広島平和記念公園の平和の灯の元火の一つとなった。
三鬼堂。鬼の神を祀る御堂で、福徳、智恵、降伏の徳をそなえた霊験あらたかな弥山の守護神。大小の天狗をお供に強大な神通力で衆生を救うとされ、家内安全・商売繁盛にご利益があるそうです。宮島の対岸が眺望できます。
ここをくぐれば弥山山頂へあと一歩の巨大な岩のトンネルで、通称「くぐり岩」。ここ数年の地震により高さがだんだんと低くなってきたと言われているそうです。 弥山頂上到着。2等三角点がありました。
展望台から頂上付近を見下ろす。奇岩が点在している。
下りは向かえに見えるこの山を越えないといけないのかと思ったけれど杞憂でした。でも岩の上にはたくさんの登山者がいました。
瀬戸内側の絶景
弥山頂上に整備された展望台干満岩。山頂から徒歩五分ほどのところにある岩。大きな岩の側面に開いた小さな穴で、その中の水は海の潮が満ちると溢れ、潮が引くと乾くと言われている。
仁王門。この先大聖院コースを利用して下山した。急坂の下りが続く。外国人観光客の皆さんがたくさん登って来ていた。今の私にはこの上りは無理だなと思った。出会って「こんにちは」と声をかけると、外国の方も笑顔で「こんにちは」と返してくれる。
ずいぶん下って来て視界が開けると、大鳥居と厳島神社が見えた。
大聖院に到着「懺悔地蔵」という祠があったので、過去の悪行を念入りに懺悔して病気平癒をお願いした。この後、大聖院でおみくじを買ったが「大吉」だった。「病気」のところを見ると、「医者と信心が大事」と書かれてあったけれど、「医者が大事」とはどう解釈すれば良いのだろう?今の主治医を信じなさいということか、医者は選ばないといけないということか?

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