開聞岳 924m


 韓国岳の翌日に登った。指宿スカイラインを経由して開聞岳に向かう。途中池田湖から開聞岳の秀麗な姿を見て気持ちがはやる。
開聞岳(かいもんだけ)は、鹿児島県の薩摩半島の南端に位置する山である。山麓の北東半分は陸地に、南西半分は海に面しており、見事な円錐形の山容から別名薩摩富士とも言われている。
 4,000年前頃活動を開始し、有史以降の噴火記録は6世紀ごろからあり、貞観16年3月4日(西暦874年3月25日)と仁和元年(885年)7月・8月に大噴火した。このとき、山頂に溶岩円頂丘が噴出し、現在の二段式の山容となった。山体は主に粘性の少ない玄武岩だが山頂付近の溶岩ドームは安山岩でできている。
 らせん状の登山道が整備され、標高924mと日本百名山の中では例外的に低い山であるが(基準は1,500m以上とされた)、海抜0m付近からの登山となるため、登山の際の標高差は900m以上ある。ただ、2合目付近にある公園まで車で行けるためそこを登山口とすると標高差は700m弱くらい。2時間半程度で頂上までいける。
 独立峰であり、山頂部に近づくにつれて岩が露出するため、頂上からは北側に池田湖、南側に太平洋など素晴らしい展望が得られた。  
ルート図
池田湖から見た開聞岳かいもん山麓ふれあい公園にある登山客用の広大な駐車場。10時20分頃に着いたのだけどほぼ満車状態。芝生張りの気持ちの良い駐車場だった。正面に開聞岳が見える。
駐車場の端に登山道への入り口がある。駐車場には開聞岳登山記念バッジなどを販売している売店があった。しばらく舗装道路を歩く
登山口の2合目、大人は登りに2時間30分と書いてある案内板があった。ここで10時36分しばらく樹林帯を歩く。セミの鳴き声がした。南国はもう夏の雰囲気。
2.5合目、この辺りから本格的な登山道となる。岩がゴロゴロ、小さな石は赤っぽい。
5合目辺りは展望の開ける所もある。見えるのは太平洋に着き出した長崎の鼻7合目、大きな岩が目立つようになる。歩きづらい。
開聞岳は韓国岳と違って頂上まで緑が豊か。花の名前は調べてません
オーシャンブルーの太平洋が眼下に見えてきだした、山麓の緑も濃く鮮やか7.1合目、案内板によるとここから種子島も見えるはずなのだが、、、春かすみで見えない
仙人洞、仙人洞はその昔、山伏などの修行場として使われた洞窟との事。9合目、大きな岩が多くなり歩きづらい
9合目を過ぎたところにあるビューポイント。下りの人からの情報では頂上は団体客で埋まっていて休憩も取れないとのことだったので、頂上はすぐそこだが、ここで昼食休憩とした。12時50分
広角で同じ場所からもう1枚、もう少し右にふると池田湖も見える
昼食後、頂上を目指す
頂上手前にもう1箇所ビューポイントがあった、頂上に近づくにつれ時計回りに位置がずれるので池田湖もはっきり見えてきた。
頂上が近いのだけれど見事な光景に足を止めて見とれてしまう
花にも見とれてしまう何故か頂上まで52mの案内板
開聞岳頂上、924m
この岩あたりが最高点だろうと思い座ってみた
三角点はその岩の下にあった。岩の上には皇太子殿下のお立ち台と書かれた銘板もあった。祠も
これは下りの時の写真、少し空気が澄んできて遠く佐多岬が見えた
下山時刻は16時
その日泊まった「うなぎ湖畔」という民宿夕食はどれもとても美味しかった。これは温泉の湯気で蒸した野菜
西郷隆盛も利用した温泉として有名らしい。これは露天風呂、先の方は混浴となっている。硫黄の臭いがする。とっても暖まる。

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