二ツ岳 1647m


(肉淵登山口ルート)
 松山自動車道西条ICで降り、国道11号〜県道47号線経由で大永山トンネルを抜け別子方面に向かう。別子ダムを越え、新居浜市別子山支所を過ぎ、別子中学を過ぎたあたりが肉淵という集落。ここを左に上っていく。黄色いテントが目印。道なりに林道を終点まで登って行くとそこが登山口になる。
峨蔵越まではなだらかで快適な登山道である。水場も何ヶ所かある。中の川登山ルートより楽である。前年も中の川コースで二ツ岳に登ったが、今回は峨蔵越以降も前回より楽に登れた。ただ同行した友人はかなりへばっていて、合計2時間近く休憩時間を取り、友人との時間調整をしなくてはならなかった。

(中の川登山口ルート)
 松山自動車道土居ICで降り、国道11号線を松山方向にしばらく戻ると「二ツ岳登山口」の大きな案内板があるので、そこを左折。ここから県道131号線を道なりに進む。県道と言いながらしばらく行くと未舗装で林道のような状態。しばらく路面を気にしながら進むと、中の川登山口がある。前日調べたWEBの情報のとおり、4km先にも新しい登山口があると記載のある標示板があった。

 4km進むとWEBで確認した新登山口らしきところがあったのだが、登山口の標識が外されていて、向かいに案内板があり、登山口はもっと先を示す矢印が表示されている。とりあえずそこで駐車し、身支度を整えて歩き出す。とても蒸し暑くてたまらない。しばらく林道を歩くと謎が氷解した。林道の延長工事中で登山口はさらに先に異動したみたいだ。案の定林道工事の先端に登山口があった。二ツ岳頂上まで3.5km。

 登山口からいきなり急坂、一気に汗が噴き出る。しばらく歩くと、中の川登山道と合流し、人工林の中を歩く明瞭な登山道となる。そして「敬天の滝」が目に飛び込んでくる。しばらく眺めて歩き出すと、水場があり休憩。この辺りは自然林が少し残っている。登山道のあちこちにアジサイの花が咲いていた。営林署の造林小屋の廃屋を過ぎると、峨蔵越に到着。ここで休憩したが虫が多くてゆっくりできない。

 峨蔵越までは普通の登山道なのだが、ここからは岩峰を目指して厳しい登りとなる。蒸し暑さが体力も奪い消耗してくる。所々見晴らしのいい風の通る尾根で休憩をとるが、体は汗びっしょり。やっとの思いで鯛の頭までたどり着く。

 しかし「ここから先は命がけ」の案内板のとおり、ここから先は15分歩いて5分休憩という感じで登った。なんとか頂上にたどり着く。三角点の先に展望のよいところがあり、エビラ山、権現山、東赤石へと続く縦走路が見えた。今回の登山は、この縦走路を歩き床鍋まで降りるという計画の下見も兼ねていたのだが、とても今の体力ではダメだなと思い知った。


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(肉淵登山口ルート)
県道47号線から登山口までの林道に入る入口登山口、林道終点側から撮影。終点奥にも駐車スペースあり。
登り始めると松と広葉樹の混合林が続く石畳の登山道
杉林に植生が変わる途中の水場で休憩。涼しい
快適な登山道が続く峨蔵越手前にある最後の水場
登山道で見つけた花1フウロ?登山道で見つけた花2
峨蔵越以降のルート紹介は「中の川登山口ルート」を参照。

山頂まで1kmの地点から見た二ツ岳
手前鯛の頭、奥赤星山を望む
鯛の頭をアップで
頂上から東赤石方向を遠望する
下山時は、瀬戸内側からの湧き立つ雲が晴れた、改めて赤星山を撮影


(中の川登山口ルート)
中の川登山口
4km先にも登山口ありとの掲示
掲示板の向かいに登山口がある
前日Webで調べた「新中の川登山口」
登山口を示す標示板が外されていた
向かいに、登山口はこの先にあるとの表示板があった。
取敢えず駐車スペースがあるのでここに駐車林道工事が進んでいて登山口が移動したもよう。
登山者はここに駐車し、この先歩けとの案内あり
新々中の川登山口発見
二ツ岳まで3.5km
旧中の川登山口との分岐にすぐ取りつく
敬天の滝、水量豊かな見事な滝
水場で休憩
この日はとても暑くてタオルに水を含ませ首を冷やす
峨蔵越までは人工林が多いがここには自然林も
峨蔵越までの登山道は明瞭で歩きやすいアジサイがあちこちに咲いていた
営林署の造林小屋の廃屋峨蔵越に到着
ゆっくり休もうと思ったが虫が多く小休止で出発
でも耳たぶを刺されてしまった。
峨蔵越の先はこんな厳しい登りが続く夏景色
所々尾根の出っ張りがあり、心地よい風が通る。一休み
先に見えるのが二ツ岳か脚立のはしごを登る、ほぼ垂直
鯛の頭に着く。
麓から見上げると鯛が口を開けているように見える。
有名な「ここから先は命がけ」の表示板
最後の急な登り
最後は15分歩いて5分休憩のペース
二ツ岳頂上。二組先客がいた。
三角点の先に見晴らしの良いところがある。
エビラ山、権現山、東赤石に続く稜線
反対側、赤星山が見えるはずなのだが。
下山開始、左に行くと東赤石への縦走路こんな岩場がいたるところにある。
二ツ岳は緑に覆われているが岩峰である。
やっと登山口に帰ってきたよく登って帰ってきたなといつも思う

花1
二ツ岳は赤石山系の特徴か高山植物が多い
花2
花3花4
花5花6
花7花8

法皇山脈・赤石山系

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