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　当初、自宅と実家の蔵書のデータベース化を試みるつもりだったのですが、手間はかかるし、古本屋に売ってしまったっり、知人に譲ったり、処分したものも多いので、当初の計画は諦め、最近読んだ本の備忘録という形をとってます。

２００６年に読んだ本
書名著者名出版社名
コメント

意味がなければスイングはない村上春樹文藝春秋

庭づくりと庭木の手入れ関昌俊
（監修）永岡書店２００５年末に実家のリフォームをして引越し。翌年年始から３月末まではガーデニングで土日を過ごした。その参考書。
以下３冊も同じ。結果はここのページで。

エクステリア＆ガーデン志村喬
（編集）ブティック社

住まいの小庭佐藤義治
大橋忠成家の光協会

４坪からのガーデンリフォーム永井一夫
（編集）主婦と生活社

月曜日は最悪だと
みんなは言うけれど村上春樹
編・訳中央公論社レイモンド・カーバー、ジョン・アービングの評伝とティム・オブライエンなど現代アメリカ文学をリードする作家の作品の紹介。
村上春樹さんの日本語訳が格段に読みやすく（上手く）なっていると僕は思うのだけど。

怪しい探検隊
北へ椎名誠情報センター１９８４年発行だから２０年以上前の作品。椎名誠、沢野ひとし両氏もまだ３０代。若いなぁ。若いっていいなぁ。

怪しい探検隊
焚火酔虎伝椎名誠山と渓谷社１９９５年頃の怪しい探検隊。メンバーにカヌー親分の野田さん、カヌー犬ガクや、藤門さん、料理人のリンさんも加わり、
そうそうたるメンバー構成。東ケト会の頃に比べるとメンバーだけじゃなく装備も料理も近代化？されている。

中島敦
父から子への南洋たより川村湊編集英社中島敦は昭和16年7月、療養も兼ね南洋庁の職員として「南洋群島」へ日本語教科書作りの仕事のため赴任した。
現地から毎日のように息子や妻へ手紙や絵葉書を書いた。それらの全自筆書簡81点がほぼ原寸大で掲載されている。
南洋群島関連資料も多数掲載。当時の南洋群島の「占領」の様子がうかがえる。椎名誠さんがパラオに行った際日本語
が通じ、日本の演歌がヒットし、かつ丼が日本語のメニューのまま食堂でかかれていて注文できると報告していたが、納得。

ダ・ヴィンチ・コードの謎を解くサイモン・コックスＰＨＰ研究所　映画「ダ・ヴィンチ・コード」を観たあと、その内容を理解するために買った解説書。

原典　ユダの福音書ロドルフ・カッセル外日経ナショナルジオグラフィック３０年も前、私もユダに関して同じ着想＝ユダがイエスの一番の理解者で後継者であった、で小説を書こうと構想を練っていたことがあった。ユダとマグダラのマリアはかつて恋人同士で、今はイエスの信奉者でもあるが恋心を抱いているという設定。ユダはマリアに未練を残し、イエスに嫉妬する部分もあるが、イエスの教えに強烈に惹かれていく。そして最後の晩餐。死を覚悟したイエスはユダを後継者として指名する。弟子たちの動揺とユダに対する妬み。そしてイエスの死、その後のユダの行動といった内容だった。

われ山に帰る高田宏岩波書店

The Silent Boy LOIS LOWRY Laurel Leaf 　久しぶりに英語の小説を読んだ。ヤングアダルト向けの小説らしい。1910年のアメリカ、ペンシルベニア州に住む、賢く感性豊かな少女Katyの目線から、町に住む人々の暮らしと人間模様を丹念に描いている。少女の目に特に焼きついたのは彼女の家にお手伝いに来ている少女の弟、Jacob。今でいったら自閉症と言えばいいのだろうか、この自閉症のJacobの動向にちょっとドキドキしながら読み進む。結末は悲惨で痛ましいけれど、救いはあるような気がする

THE RAG AND BONE SHOP ROBERT CORMIER Laurel Leaf 　これもヤングアダルト向けといわれている小説らしいのだけど、結末は後味が悪く救いがない。少女の死をめぐって、プロの尋問官と少年のやりとりから真実が？といった内容紹介なのだが、尋問官は私が想像するようなプロ意識をもった人物ではなく、戦直後の日本の警察のような誘導尋問が繰り返される。今でもアメリカの警察の実態はこんなのか？という想いと腹立たしい想いが沸いてくる。そして救いようのない結末。

HEROES ROBERT CORMIER Laurel Leaf 　ロバートコーミアの文章は一文が短く、私にとっては読みやすい。数ページ単語が分からなくても一気に読んでしまう。状況や展開が分かるので、この単語はこういう意味かと２回目読むと理解できる部分がある。そしてどうしても重要と思われる知らない単語については辞書を引く。このHEROESの結末は切ないな。

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