2001.9.15

センチメンタルジャーニー?札幌・小樽 うにいくら丼、毛ガニ、たらばがにを食べる。
「猿の惑星」「エクソシスト ディレクターズカット版」「天国から来た男たち」「ベレジーナ」を見る。


 4年ぶりの札幌。札幌の土地を踏んだのが昭和48年。あの時からもう約30年が経過する。大学を卒業直後は札幌に「帰る」と、懐かしい街の路地裏を散策するのが楽しみだったが、30年もたつと観光客同然である。北大近くを歩いても町並みがすっかり変わってしまって、今どこにいるのだろうと自分を見失ってしまう。
 当初の予定では、家族と別れて一人礼文島に行く予定だったが、風邪を引いてしまって止めにした。体調のせいもあってか、少しセンチメンタルになっている自分に気付く。翌日家族とつき合って小樽を散策した時も同じだった。散策といっても小樽運河から北一ガラスへのおきまりの観光ルートを歩いたのだけど、今自分はどこにいるのだろうという自己喪失感がつきまとう。
 あれから30年、得たもの、喪ったものはなんだろう。人並みに恋愛をして、就職をし、結婚もして家族を得たが、果たしてこれは「得た」ものだろうか。若き日の自分は何者でもなかったが、何者かになろうと出口を求めていた。あの頃の自分が今の自分のありようを見たらどう思うだろう。多くのものを喪ったような気がしてならない。

 小樽で、うにいくら丼を食べた。妻の実家では毛ガニももうたくさんという程食べさせてもらった。松山に帰ると、写真のような姿たらばがにが届いており、これもたらふく食した。学生の頃は貧乏で4年間札幌に住んでかにを食べたのは1回きりだった。札幌を離れる時、同郷の友人がかに料理をおごってくれた事を思い出した。
  


 「猿の惑星」
 小樽のマイカル小樽というショッピングセンターの中にあるマイカルシネマで暇つぶしで見た。マイカルシネマに一言。チケット購入がコンピューター管理されていて、自動的に席まで指定される。映画好きな人には分かってもらえると思うのだが、自分が座る席にはくせというのがあってだいたい決まっている。そこじゃないと落ち着かない場所がある。このマイカルシネマでは、座りたい席に座れない。コンピューター制御するなら、席表から空いてる席を自由に選べるところまで徹底して欲しい。
 さて、「猿の惑星」であるが、監督がティム・バートンとあって、バットマンの雰囲気そのもの。猿のメイクは旧作と比べると、格段リアルになっているが、33年前の驚きはない。そして人間の美女との主人公のからみも、旧作の時は年齢のせいもあってどきどきして見たのであるが、今回は期待はずれ。それとヘレナ・ボナム・カーター、いつ出てくるのかと思って期待していたのだけど、チンパンジー役とは。彼女が、、、。
 旧作は最後のラストシーンが衝撃的でストーリーにも深みがあったように思える。今回の作品はラストシーンも含めて「リイマジネーション」ではなくよくできたパロディのような気がする。ラストシーンの解釈に議論があるようだけれど、監督自身深く意味を追求してないのではと私は思う。どうだろう


「エクソシスト ディレクターズカット版」
 「猿の惑星」のリイマージネーション版を見たからではないが、ビデオ店で目についた「エクソシスト ディレクダーズカット版」を見た。「猿の惑星」では過去の作品を評価したのであるが、「エクソシスト ディレクダーズカット版」を見てちょっと考え込んでしまった。30年前に見た時の衝撃を感じなかった。ということは、旧作「猿の惑星」を見てもがっかりするのかもしれない。こういった作品を見すぎたせいだろうか、それとも私の感受性が衰えたせいだろうか。どうも後者のような気がする。若い頃見た映画で感動した作品は後年見ないようにした方が良い。思い出と共に存在するのが良い。ただ、チューブラー・ベルズの音楽だけは今聞いても新鮮だった。


天国から来た男たち ベレジーナ
 結末が似ていたので、写真並べてしまいましたが、三池監督ファンには叱られるかもしれません。「天国から来た男たち」は麻薬不法所持(冤罪)でフィリピンの刑務所に入れられた商社マンが大統領になり、「ベレジーナ」はロシア人娼婦がスイスの皇帝になってしまうお話である。
 ただ、両監督の描く手法が全く異なっている。三池監督は、たぶんありそうなエピソードを織り交ぜエネルギッシュにそして正攻法で描いていく。一方のダニエル・シュミットはとぼけた手法で荒唐無稽に描いていく。
 そして最後の結末。見終わった後、逆に「天国から来た男たち」の方がどうもうさんくさく思えてくる。エピソードも嘘っぽく思えてくる。一方、ベレジーナの方は全く馬鹿馬鹿しいお話なのだが、銀行の不正資金洗浄や、愛国者グループによるクーデター計画など、現実味を帯びてくる。勝敗を付けるとしたら、ダニエル・シュミットの勝ちだろう。
 「ベレジーナ」は上のポスターの絵に惹かれて見たのだけれど、エレナ・パノーヴァという女優さんこの目隠しのシーンが一番魅力的でした。目隠しを外した素顔はあどけない無垢な少女のよう。女性という生き物はとても不思議ですね。大塚寧々も実は好きなのですが、今回はコスチュームの差で負けているような気がしました。
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