2001.4.21

岩城村で絶品の野外料理を味わう


積善山から見る三千本桜因島が近くに見える

 4月の上旬に岩城村に出張で行く機会があった。行き先は愛媛県立果樹試験場岩城分場。港から岩城分場に行く途中車窓から見る景色に見とれた。彩りのある風景というのだろうか、庭先に色とりどりの花が今は盛りと咲いていた。都会の調和のないけばい色と違ってその彩りのある風景に和まされる。
 ちょうどその日は新しい職員(素敵な女性職員)の歓迎会の日だったので、参加させてもらった。主催は分場長の脇さん。シェフは主任研究員の中川さん。あと薬師寺研究員と村上主任業務員も料理の腕をふるってくれました。脇分場長は名人の域に達しているので、その日はシェフの中川さんに料理を任せて、一品だけワケギのぬたを作ってくださいました。私は、ぬたは好まないのですが、このワケギのぬたはとても美味しくいただきました。
 調理場は分場に隣接する脇さんが住んでいる公舎の小さな台所、会場は分場の裏庭です。次の週、全国バラグライダー大会が岩城で開かれるそうですが、その時の親睦会の会場もここだそうです。全国のバラグライダーはその親睦会の料理が一番の目当てだという噂もあります。
 では早速絶品の野外料理の紹介をしましょう。


 左に写っているのが、歓迎会主催者の脇さんです。レモン博士として全国的に有名な方です。ホームページに写真を載せることを承諾してくださったので、公開します。この体格でパラグライダーにも乗ります。スキーもスノボーもやられるそうです。体重100kgの息子さんと腕相撲をしても負けることがないそうです。県職員には珍しく異業種の友人が多く人生を楽しんでいるといった感じです。勿論仕事においても一流の人です。
 右に写っているのは都会からIターンして岩城で農業をやって方です。
 ちょっと写真が悪いのですが、鯛の刺身です。前夜、脇さんが釣ってきたものです。身がぷりぷりしていて新鮮でうまい!!あとで鯛のお吸い物がでたのですが、これも絶品でした。ぜんぜん魚の臭みが残っていなくてなんと言っていいのだろう?とろけるようなお吸い物でした。
 次はかき揚げです。写っているのは小さいですが、だんごのように大きくしたものを食べるのが通のようです。たっぶりと新鮮な油をいれた鉄なべであげるかき揚げを揚げだちで食べる感じわかってもらえるでしょうか。奥にラップで包まれたのはすしむすびです。すずきの刺身が上に乗っています。最後に食べようと思ったのですが、料理で満腹になりその日は食べれませんでした。翌日の昼食にいただきました。
 天ぷら料理です。野菜、たけのこ、あなご、きびなごと次々に揚げられる天ぷらどれも新鮮でとても美味しくてこたえられません。天ぷらを揚げている鉄なべは中川シェフが出張先で見つけてきた砂鉄から作られた自慢のものです。
 めばるの煮付けです。この頃になると満腹状態に近づいたのですが、美味しさの誘惑には勝てずまるごと食べてしまいました。
 この料理を最後の方に出してくる中川さんを恨みました。鯛を大なべで蒸したものに中華風のスープで味付けしたものです。上に載っているのは長ねぎです。実に美味。中川さんは本来は洋風料理あとで紹介するカレー料理を得意としているのですが(魚料理は2年前に転勤していった本田さんが担当)なにを料理させても実に上手い。
 山芋のプレート焼きです。山芋をプレートで焼き、花かつおをのせ、あらびきの胡椒をたっぷりふりかけます。そしてお酒(贅沢にも大吟醸酒を使いました)でむし、最後に醤油で味付けして食べます。胡椒をたっぷりかけるのがこつです。もう腹がはりさけそうです。
 これはこんぶです。でもただのこんぶとは違います。岩城村で、村上さんのお父さんが養殖をしているこんぶです。通常こんぶは北海道でとれるものですが、北海道以外ではここ岩城村だけではないでしょうか。こんぶがとれるには。

 写真を撮り損ねたのですが、中川シェフの得意料理海鮮カレー料理もでました。実は私これが一番気に入ったのですが、食べるのに夢中で写真を撮り損ねました。カレーですずきを煮込んだ料理です。私は中川さんにレシピを送ってもらいました。各方面から問い合わせがあるらしく手書きですが印刷されたものでした。
 
居酒屋&映画放浪記のトップページへ

不器男のホームページへ


inserted by FC2 system